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肺胞も八手も咲くがよろしかろ  岡田一実 [俳句鑑賞]

 

 

肺胞も八手も咲くがよろしかろ  岡田一実



 



 



この句好き。



この句は批判されたりもしたと聞いたので、



じゃあなんで自分は好きなんだろ?…と思って、



考えながらほつほつ書いてみることにしました。



 



この句の面白いとこ。



一つには、肺胞も八つ手も、なんかエグい。見た目がエグい。



八つ手って、可愛いだけの植物じゃない。葉っぱがおっきくて掴まれそう。形も手みたいだ。「人」を感じさせる植物だ…。



肺胞は?もちろん、直に見たことなんてないけど、生物を習ったことがある人なら、知ってる。脈に覆われた小胞の集まりだよね…こわい。



よく見れば、八つ手の花つき方はまさに肺胞そのものじゃない?そっくり。



 



それと、も一つ。



例えばアレルギーの人は花が「咲いた」ら苦しい。



植物も、他の生き物もめいめい、それぞれの本領を発揮すると対抗線にあるものが苦しくなる。みんなただ、生きてるだけなのにね。



体の中にだって、私の都合を無視して「咲く」ものがある。



体の中で癌細胞が「咲いた」ら?



肺胞が「咲いた」ら?あの小さな袋の一つ一つが「咲いた」ら、苦しそう…。



私の体なのに、私を病ませるものが存している。なんでだろう?



私の体なのに、私と対立する細胞がある。まるで独立した一個の生命体として、体の中に間借りしているみたい。



体の中で「咲く」もの。それが私を苦しめるけど、どうもできない。



だって、咲きたいものは、みな「咲く」んでしょう。



生き物はみな、そうやって。



だから、咲いたが、よろしかろ。



 



そんな、さりげない諦めを感じて、この句が好きなのでした。



 


花むしろ [俳句エッセイ]

DSC_0022 - コピー.JPG 
 
Today was a sunny day.I went to Hirosaki Park.
Hirosaki Park has a castle and huge number of cherry blossom trees.
They are blooming now,so beautiful! 
 
And I saw a master of Haiku, he has told me how to enjoy Haiku for a long time.
He said, " This haiku which you wrote is so inetersing "
I was very glad.
 
 
 
       The earth is a little bit round
     - a mat of cherry blossom petals    Takako
 
 
 
DSC_0017 - コピー.JPG
 
今日は晴れ。弘前公園に行ってきました。 
弘前公園にはお城と膨大な数の桜の木があります。
今、桜は真っ盛り。とても綺麗!
 
そして、今日私は長年俳句を教えてくれた先生に会ってきました。
先生は、「君が書いたこの句は面白いね」と言ってくれました。
とても嬉しかったです!
 
 
     ちょっとだけ丸い地球よ花むしろ   貴子 
 
 
 
 DSC_0015 - コピー.JPG
 
 
 じゃあね! See you.

おしらせ

いろいろ考えたのですがやはり、このブログを廃止することにしました。

理由は、プロバイダそのものを解約する可能性がでてきたため。 

徐々に、処理をすすめていく予定です。 

 

お読みくださった皆様に感謝を表しつつ・・・

 


おひさしぶりです。 [なんとなくの話]

最近、なにもアップしていませんね。

今年度は忙しすぎてほとんど何もできなかった。。。

次の年度はまた、ぼちぼち何かあげていきたいですね。

今年の冬は、あたたかかった。

例年になく雪ももう、解けてきています。

雪が大変だったのは実質、1月と2月だけ。

毎年こうだったら、とても楽なのにな(笑)

 

 


~ Tran☆Ptan ~ 第29回 [~ Tran☆Ptan ~]

~ TranPtan ~

 

 

TranPtan(トラン・プタン)第29回、シーズン

No. 29 of TranPtan season3

 

ジョン・アトキンソン・グリムショウ John Atkinson Grimshaw

1836.9.6 – 1893.10.13

 

 

五光年.jpg

 

五光年先の枯野の惑星よ   貴子

-Gokounenn sakino Karenono Wakuseiyo

5 light years away- Planet of the wintry field  -Takako

 

 

幻世.jpg

 

現世や幻世や風花やまず   夜想

-Gennseiya Gennseiya Kazabana Yamazu

This life and transient life – The snow such as the petal never stops -Yasow         

 

 

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英訳・佐々木貴子

 

Takako translated.


~ Tran☆Ptan ~ 第28回 [~ Tran☆Ptan ~]

~ TranPtan ~

 

 

TranPtan(トラン・プタン)第28回、シーズン

No. 28 of TranPtan season3

 

 

ラウル・デュフィ Raoul Dufy

1877.6.3 – 1953.3.23

 

 

 waltzing.jpg 

 

waltzing Matilda,waltzing Matilda  雪蒼む   貴子

waltzing Matilda,waltzing Matilda –blue snow  -Takako

 

 

 

嬉遊曲.jpg

 

横顔が壁になる夜の嬉遊曲   夜想

Divertimento in the night -A profile becomes the wall -Yasow

 

 

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英訳・佐々木貴子

Takako translated.

 

 


~ Tran☆Ptan ~ 第27回 [~ Tran☆Ptan ~]

~ TranPtan ~



TranPtan(トラン・プタン)第27回、シーズン

No. 27 of TranPtan season3

 

 

横山大観 Taikan Yokoyama

1868.11.2 – 1958.2.26




 

常おとめ(朱).jpg 

 

常おとめ野の一切はうたわずに  夜想

Eternal girl - Everything of the fields don't sing  -Yasow

 

 

 

黒磁の宙.jpg 

 

一枚の黒磁の宙やみひらかれ  貴子

The eyes opened wide - the space of black pottery   -Takako



 

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英訳・佐々木貴子

Takako translated.


 


~ Tran☆Ptan ~ 第11回 [~ Tran☆Ptan ~]

~ TranPtan ~

 

 

TranPtan(トラン・プタン)第11回は「Jean- Jacques Henner(ジャン・ジャック・エンネル)」フランス北東部アルザス出身の画家。19世紀末アカデミーの画家として活躍した。裸婦、宗教画、肖像画にスフマートや明暗法を用いたことで知られる。

 

No.11 of Tran☆Ptan .

The artist is Jean-Jacques Henner.He was born at Alsace,in northeastern French.He succeeded in an academiy in 19’th.  He was noted for his use of sufumato and chiaroscuro in painting nudes,religious subjects and portraits.

 

 

 

⑪Takako.jpg

 

 

 

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磨硝子ぼんやりと蛾が咲いている  貴子

Frosted glass / a moss is blooming dully  -Takako

喪神をかの幻日の樹の韻き  夜想 

Parhelion / I heard echo of trees while being abstracted  -Yasow

 

 

それにしても、寒くなってまいりましたねえ。   たか

 


~ Tran☆Ptan ~ 第8回 [~ Tran☆Ptan ~]

~ TranPtan ~

 

 

TranPtan(トラン・プタン)第8回は「PaulKlee(パウル・クレー)」スイスの画家。表現主義、超現実主義などのいずれにも属さない、独特の作風で知られる。

 

No.8 of Tran☆Ptan.

The artist is Paul Klee,a Swiss painter. His style is original, neighther expressionism nor surrealism.

 

 

 



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古る街へサフランライスさらさらす  夜想

 Saffron rice is rustling toward the antiquated town -Yasow

心臓の狂れはじめたる夜の柿  貴子

 A beating heart of Japanese persimmon go crazy in the midnight -Takako

 





 古い街の石畳はどこかしら懐かしい感じ。これから私も、私の「古る街」弘前へ、ちょっと、行ってきます。 

 


 


「永(なが)」2014年 現俳新人賞応募作品 [俳句archive]

久しぶりにブログ更新。

今年も、現代俳句協会新人賞に応募した。その選後評が、今日届いた「現代俳句」10月号に載っていた。

私の作品は今回も受賞を逃したが、第一投票では最高得点を獲得していた。これは初めてのことで、正直にとても嬉しかった。いつも、一人か二人の審査員が挙げてくれるだけで終わっていたから。

少し前、ツイッターで「句集を出した者が新人賞に応募するのはどうか」という話題を目にした。私にも該当すると思ったが、けど自分は何か公な評価を獲得したわけではないし、実は句集を出してもずっと新人気分のままでいて、自分はいまだ「誰かが面白いね、といって目に留めてはくれるが荒削りで安定しない創り手」だと思っていたのだ。

しかし、今回の選評をみると「安定した力量(だが弱い作品)」とある。

このことからすると、自分はもしかするとそれこそ、先のツイッターの話題で言うような「新人」だと思われないのかもしれない。新人の定義もいろいろあると思うけれど。新人らしい新人、ではない??

そうだとしても、やっぱり賞に応募するのは楽しい。作品をまとめていくのが、苦しいけど楽しいのだ。それに、賞というものも獲ってみたい。

 

2014年現代俳句協会新人賞応募作品、下に掲載します。みてください。著作権は放棄しません、と、誰かの真似をして申し上げておきます。

 

「永(なが)」  佐々木貴子

 

あけぼのの地をぶつぶつと蕗の薹

夕桜少女らは火を舐りあう

熱の子のしずかなひかり花の雨

蕊ふるや魚のくちびる仄紅き

夕雲に蝶の一重ののこりたる

一斉に玻璃のくだけて春の光

耳にある水位白木蓮の刻

木蓮の一室ごとの水死かな

金木犀千の咀嚼の夜宙なり

四月八日いろんなかたちの空がある

木蓮の夜の兵士のほろほろと

マーガレット無数の宙を病みいたる

人体の渦のなまめきたる白夜

骨壺の重心を透く夏の海

青葉病む風の十指の遊びかな

むらさきを繙いており晩夏光

水蜜桃眉はひらりと泳ぎだす

蓬髪の劫に靡ける天の川

てのひらに吹く満月の汚れ水

百億の骨片はしる星月夜

曼珠沙華あしゆびは火をなぞりつつ

ほろほろと鱗こぼして大花野

木枯や老女は車いすを駆り

胞衣ふかく埋もれており冬林檎

じわりじわり臍をしみだす雪の闇

寒の海に光はおちておるまいか

雪ふかき産道くだる一つ火よ

こなゆきや砂金は影をうばわれて

黄泉つ火の人にまぎれし雪夜かな

あおぞらの永(なが)をうきつづける針よ

 

 

 

御感想など聞かせてください。 佐々木貴子拝

 

 


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